ヨガのり!

ヨガポーズの上達に役立つ情報をお届けするウェブサイト

股関節を柔らかくするための解剖学的知識。こかんせつとは何か?

約 6 分

股関節(こかんせつ)とは

脚の付け根の関節。球関節(きゅうかんせつ)という比較的自由に動かせる関節の1つ。

23の筋肉が関わっており、すべて合わせると、最大の筋肉量になります。また、筋肉を単体で見たときの、最大の体積を誇る大臀筋(だいでんきん)や、人体で最も長い筋肉である縫工筋(ほうこうきん)、唯一、上半身と脚を繋ぐ大腰筋(だいようきん)など名だたる筋肉が揃っています。

股関節の6つの動作

関節は動かせる方向が決まっています。股関節の動作は解剖学的に6方向になります。これらの方向は、対極の動きになっています。例えば、屈曲という動作をすると伸展をするときに使われる筋肉が伸びることになります。

屈曲(くっきょく)・・・脚の付け根を、前方に移動させる動作

伸展(しんてん)・・・脚の付け根を、後方に移動させる動作

外転(がいてん)・・・脚の付け根を、外側に開く動作

内転(ないてん)・・・脚の付け根を、内側に閉じる動作

外旋(がいせん)・・・脚の付け根を、外側に回す動作

内旋(ないせん)・・・脚の付け根を、内側に回す動作

屈曲◀︎▶︎伸展

外転◀︎▶︎内転

外旋◀︎▶︎内旋

股関節に関わる23の筋肉

股関節の動きに関係する筋肉の総量は、関節の中でもトップです。これらは、名称として分けることができます。いわば、アイドルグループの2人組のユニットや6人グループみたいなものです。

■グループ名「腸腰筋(ちょうようきん)」

腸骨筋(ちょうこつきん)・・・主な動作は、股関節の屈曲、外旋

大腰筋(だいようきん)・・・主な動作は、股関節の屈曲

※小腰筋(しょうようきん)・・・腸腰筋を構成する筋肉ですが、ほとんどの人(半数以下)にはないと言われているため除外しています。

■グループ名「臀筋群(でんきんぐん)」※臀=殿

大臀筋(だいでんきん)・・・主な動作は、股関節の伸展・外転・内転・外旋

中臀筋(ちゅうでんきん)・・・主な動作は、股関節の伸展・外転・外旋・内旋

小臀筋(しょうでんきん)・・・主な動作は、股関節の外転・外旋・内旋

■グループ名「深層外旋六筋(しんそうがいせんろっきん)」

大腿方形筋(だいたいほうけいきん)・・・主な動作は、股関節の外旋

梨状筋(りじょうきん)・・・主な動作は、股関節の外旋

内閉鎖筋(ないへいさきん)・・・主な動作は、股関節の外旋

外閉鎖筋(がいへいさきん)・・・主な動作は、股関節の外旋

上双子筋(じょうそうしきん)・・・主な動作は、股関節の外旋

下双子筋(かそうしきん)・・・主な動作は、股関節の外旋

■グループ名「内転筋群(ないてんきんぐん)」

大内転筋(だいないてんきん)・・・主な動作は、股関節の内転、内旋、伸展

小内転筋(しょうないてんきん)・・・主な動作は、股関節の内転

長内転筋(ちょうないてんきん)・・・主な動作は、股関節の内転、屈曲

短内転筋(たんないてんきん)・・・主な動作は、股関節の内転

薄筋(はっきん)・・・主な動作は、股関節の内転

恥骨筋(ちこつきん)・・・主な動作は、股関節の内転、内旋、屈曲

■グループ名「ハムストリング」※ハムストリングスは誤り

大腿二頭筋(だいたいにとうきん)・・・主な動作は、股関節の伸展

半腱様筋(はんけんようきん)・・・主な動作は、股関節の伸展

半膜様筋(はんまくようきん)・・・主な動作は、股関節の伸展

■グループ名「屈筋群(くっきんぐん)」

大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)・・・主な動作は、股関節の屈曲、外転、内旋

大腿直筋(だいたいちょっきん)・・・主な動作は、股関節の屈曲

縫工筋(ほうこうきん)・・・主な動作は、股関節の屈曲、外旋

 

6方向の動作の筋肉(活躍する順)

屈曲◀︎▶︎伸展

■屈曲(くっきょく)・・・脚の付け根を、前方に移動させる動作

腸腰筋、大腿直筋、大腿筋膜張筋、縫工筋、恥骨筋、長内転筋

■伸展(しんてん)・・・脚の付け根を、後方に移動させる動作

大臀筋、ハムストリング、大内転筋、中臀筋(後部)、梨状筋

 

外転◀︎▶︎内転

■外転(がいてん)・・・脚の付け根を、外側に開く動作

中臀筋大臀筋(上部)、大腿筋膜張筋、小臀筋

■内転(ないてん)・・・脚の付け根を、内側に閉じる動作

大内転筋、大臀筋(下部)、長内転筋、短内転筋、薄筋、恥骨筋、小内転筋

 

外旋◀︎▶︎内旋

■外旋(がいせん)・・・脚の付け根を、外側に回す動作

大臀筋、大腿方形筋、内閉鎖筋、中臀筋(後部)、小臀筋(後部)、腸腰筋、外閉鎖筋、梨状筋、上双子筋、下双子筋

■内旋(ないせん)・・・脚の付け根を、内側に回す動作

中臀筋(前部)、小臀筋(前部)、大内転筋、恥骨筋、長内転筋、大腿筋膜張筋

 

臀筋群(でんきんぐん)は、屈曲以外の全てに関わっていて、しかもメインで活躍します

さすが臀キング!

股関節を構成する骨

股関節は、骨盤と大腿骨によって構成されています。寛骨臼(骨盤側)と大腿骨頭が組み合わさったもの。

寛骨臼を手で表すならパー。大腿骨頭はグー。股関節はグーをパーで包んだようなカタチです。

 

骨盤側について

骨盤(こつばん)・・・仙骨&尾骨と寛骨によって構成された骨の総称

仙骨(せんこつ)・・・5つの仙椎(せんつい)が癒合したもの

尾骨(びこつ)・・・3~5つの尾椎(びつい)が癒合したもの

寛骨(かんこつ)・・・坐骨、恥骨、腸骨の3つの骨が癒合したもの

坐骨(ざこつ)・・・座骨。座った時に床に当たる骨。床に当たる部分を座骨結節(ざこつけっせつ)という

恥骨(ちこつ)・・・一般的に恥骨という割れるところは恥骨結節(ちこつけっせつ)という

腸骨(ちょうこつ)・・・一般的に腰に手を当てた時に当たる部分を腸骨稜という

寛骨臼(かんこつきゅう)・・・座骨、恥骨、腸骨の3つの骨が合流したところ

 

大腿骨側について

大腿骨(だいたいこつ)・・・ふとももの骨。人体で最も長い骨

大腿骨頭(だいたいこっとう)・・・ふとももの骨の上端の部分

アシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨガ完全攻略!呼吸と動きの順番が分かる無料PDF

このファイルには以下のPDFが含まれています。
1.スリヤナマスカーラA&B
2.スタンディングシークエンス
3.ハーフプライマリー(前半)
4.フルプライマリー(後半)
5.セカンド(前半)
6.セカンド(後半)
7.フィニッシングシークエンス

アシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨガ完全攻略!呼吸と動きの順番が分かる無料PDF

Profile/プロフィール

SHINGO

ヨガボディ・クリエイター:SHINGO(慎悟)

1987年2月生まれ。ヨガ歴9年、指導歴7年。東京・神奈川で活動中。


自身のプラクティスは、アシュタンガヨガの3rdシリーズまで。メイクアップの専門学校を卒業後、ヨガインストラクターになる。また、フィットネスクラブでジムトレーナーの経験を持つ。その後、ヨガスタジオを北鎌倉にオープン。スピリチュアルの世界にも足を踏み入れるも、現在、巡り廻ってフィジカルな美のサポートをしている。