どうも、SHINGOです。
3D(Dimension=次元)のお話。
このお話を理解しておくと、アジャストメントをする際に、ベクトルが分かるようになります。すると、望むべき変化を生徒に与えられるようになり、身体を動かすことをより理解させることが可能となります。そのために、まず、我々が住まう3Dの次元よりも低い次元、つまり低次元の話からしたいと思います。(我々の住む世界は時間軸が含まれ、4次元空間とする場合もある)
次元の簡単な概念でいうと
1次元は線
2次元は面
3次元は立体
ですね。
今回、重要なのは、2次元です。
みなさん、2次元といえば、そう、アニメですね。
ドラえもんは、好きでしょうか?
あれは、
一般的に2次元世界と称される、アニメの世界です。4次元ポケットというものがありますが、話がややこしいので、とりあえず3次元までの話で終わらせて頂きたいと思います。
まず、1次元についてxを横軸yを縦軸zを奥行き軸として、ヨガマットを、縦長に敷き、その上に透明なBOXがあるとイメージしてみましょう。4次元ポケットから、と〜めいボックスゥ〜(ドラえもん風)を出してください。
その時、両手を横に伸ばしたらx軸。手を上に伸ばしたら、y軸。前ならえしたら、z軸となります。
これら3つの軸のうち2つの軸を見ていくと2次元の話となります。
yz平面
xz平面
xy平面
ヨガマット上の透明BOXには、3つの面が存在することになります。
解剖学的にいうとy軸(縦)× z軸(奥行き)の平面は、【矢状面(しじょうめん)】と言いいます。矢を放って飛ぶ方向ですね。
x軸(横)× z軸(奥行き)の平面は、【水平面、または横断面】水平線と同じで、床と平行な位置ですね。
x軸(横)× y軸(縦)の平面は、【前額面または、冠状面、前頭面】といいます。絵画の額を真正面から見た感じです。
yz平面=矢状面
xz平面=水平面
xy平面=前額面
となります。
当方が行っている、ヨガボディエクスペリエンス指導者養成講座では、はじめに、骨盤のアジャストメントをマスターしていただくのですが、
骨盤の動きは、すべて、この2次元の平面で行われます。
yz平面=矢状面=骨盤の前傾、後傾
xz平面=水平面=骨盤の右回旋、左回旋
xy平面=前額面=骨盤の挙上、下制
最も使われるのは、矢状面。アシュタンガヨガの1stシリーズでは、ほとんどこれです。とにかく、このアジャストメントさえ理解してしまえば、1stシリーズの8割のアーサナをアジャスト出来るようになるのです。
また、このアジャストメントを理解すると、自分自身で身体を動かす時に、正しく(余計な動きをせず)使うことができるのです。3軸では、余計な方向が入るので、2軸の平面で動かすのです。ヨガの動きは、どちらかというと、3Dよりも2Dで動かしています。それでは、平面での動きを身体を動かして学んでみましょう。
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【身体を動かして覚えよう!】
動かしやすい胸(胸椎)で
a,b,c,d,eと尻文字のように
動かしてみましょう。
矢状面、水平面、前額面の
全てで試して見て下さい。
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【今日のまとめ】
ヨガの動作は、2次元で理解するべし!
yz平面=矢状面=骨盤の前傾、後傾
xz平面=水平面=骨盤の右回旋、左回旋
xy平面=前額面=骨盤の挙上、下制
2017/08/10のメルマガ転載